top of page

 

 

・タイトル

前作同様、メイズは迷宮、迷路という意味。人生は迷宮…。

ヘイズは、もや、霞、煙霧という意味。今回はヒロインの名前に使っています。ユウの苗字も意識してます。

サクリフェイスは犠牲という意味です。何で犠牲なのかは読んでくれた方なら分かってくれる筈…と思います。

 

・キャッチコピー

忘れない限り、生き続ける――――。について。人間もですが、その人の為に生まれて成長を見届けて消えていくイマジナリーフレンドへのメッセージを一番に込めました。経験が無い人からしたら多分ドン引きなんだろうなって思うけど、そうやって生きる力を身に付ける人間も居るんです。

ユウは前向きな意味で使ってますが、後ろ向きな意味にも捉えられますよね。嫌いな人が死んでも記憶に残っている限り蝕んでくる…とか。『』の母と神々廻さんの母は後ろ向きの意味の方が合う気がする。勿論、おズッ友は前向きな方で!

 

・ユウ

名前はあえてカタカナにしています。勇、優、幽、友、遊…がイメージ。

空想する力が無自覚に強過ぎて自分自身すら騙せる程のイマジナリーフレンドを生み出した彼ですが、その結果救われたんですよね。前を向く事が出来た。ネジは外れてるけど頼もしい人生の先輩達が付いてくれてるし、強く生きていける筈だ!まあこいつらのせいで夢覚めちゃったんだけどな!責任持ってユウを導いて下さい!ちなみに吹っ切れた後のユウ、私は好きです。

前作の二人に比べたら薄れるけど、それでも普通の人からすれば悲惨な過去だし、優しい空想に逃げたいとなってしまっても無理はないんかなって思います。逆に逃げなかった人達が『』とナギですね。

親に大事にされ過ぎて社会に出る機会を失って、大人になっても世間を知らず一人で生きる為の知識がない。それがユウ。多分現実世界の何処かにもそんな人居るんじゃないかなって思う。正直学校行ってても社会に出てみないと社会の事なんて分からないし、実家暮らししてる頃は生活の為に何すれば良いかなんて一人暮らしするまで分からないんですよね。家事やってくれてたり色んな支払いしてくれてたりしたんやなという事をその時に知りました。私は。経験しないと分かんないんですよね、何においても。

子供のまま大人になってしまった子が、大人になろうと足掻く話なのかなって思いました。

 

いじめられた理由が大人しくて顔が良かったからっていうのが、理不尽だけどリアルだなと思ってます。顔が良い人って得するんでしょって思う人いると思うけど、別にそれはそれで得ばかりする訳では無いんですよね。

詳しい設定はこちら

 

 

・天霞姫神

 

当初は本当の神様にしようと思っていたんですが、執筆中、色々とユウの記憶に綻びや空白があるなと気にかかりました。そんな時イマジナリーフレンドなら納得いくやんとストンと腑に落ちて、執筆中に路線を変えました。ここまで大胆な路線変更は初の試みだったかも。あとヒロインとして大分斬新。最後ちゃんとしたお別れシーンがないので余計に儚さを感じる。というかユウの中にずっと居た訳だし、別にお別れしたとも言い難いよなって思ってます。認識出来なくなっただけで、ずっと居るんだよ。きっと。

イマジナリーフレンドだからユウが知らない事は彼女も知らないんですよね。でも神社でずっと暮らしてた神様で人間と違って生命維持活動を行う必要が無いが故に世間知らずだから…という形でそこを補ったのであろうと思うと、ユウは上手いなと感心する。神社に居るという設定が彼の中で根強かったのか、引越し先では居なかったようですね。再び現れたのは、ユウの精神状態の悪化による自己防衛本能の結果なのだろうと思います。

消えてしまったのは切ないけれど、生きていく為に成長の為に背中を押してくれた存在を、ユウは生涯忘れる事は無いと思います。夢が覚めてもう認識出来ないけど、忘れない限り生き続ける。きっと優しく見守ってくれている。そんな愛の形があっても良いのではないかなー、なんて思いました。

ちなみに、イマジナリーフレンドの中には声を聞けるだけでなく、見たり触れたりするものもいるらしいです。ユウの霊感は以前よりも弱くなっている所から、神様は霊ではないものだという事が分かるようにしています。着物の合わせも幽霊のものではないです。

・その他

のじゃロリキャラ作りてえ…を発端に考えた作品です。そんな適当な動機でどうしてこんな話が生まれたのか誰かに教えて欲しい。なんでなんや。

この作品には神様が出てきます。でも、タイトルから察せるんですがこれは続編です。前作において、女神というのは『』を指していました。そしてそれは掲示板での呼称でした。『』は普通の人間。つまり今回の神様も普通の神様ではないという事が察しの良い方なら多分気付けた…かも。幽霊見えるって言われてるから幽霊なんかな?でも触れてるのはなんで?神様の正体って何?え、ゲームのキャラ!?どゆこと!?からのイマジナリーフレンドというオチ。

今回登場する神様の天霞姫神は、ユウがRPGで出てくるヒロインを模して脳内で作り上げたイマジナリーフレンドです。私の創作世界において神とされているのはイオニアとエオリアだけというのがポイント。だけど主人公であるユウが余りにも神様をまるで実在しているかのように扱うので、多分読者は本当に居るんやろなとバグってくれるんじゃないかなって期待してます。ユウにとっては本当に居たんだけどね。

後半にナギ視点の話と両親の会話だけの話が入るんですが、この真相は多分ゾッとするんじゃないかな。この作者神様大好きで多用してるから今回もそんな感じやろ〜って思ってくれてたら騙されて混乱するという体験に繋がると思う。イオニアシリーズ→エオリアシリーズ→メズヘズで順当に読んでくれた人は前作ではああだったしなぁ!?でもなぁ!?って余計に混乱するかもしれない。うへへ面白い。

Maze Haze Scapegoatの続編にすれば打ち切りエンド的な終わり方をした二人のその後を垣間見る事が出来るな?と思ったので、前作にちなんでタイトルを決めました。続く!で終わったんならそりゃ続き書かないとな!という事でね。今回もそんな感じで終わったけどどうするかなー!三人の旅路も書いてみてえからネタが降ってきたら書くかもしれない。書かないかもしれないけど。

 

メズヘズシリーズ、色々闇が深いよなぁ。毒親しか出てこないね。毒親大百科かな。

しれっとナギ呼びになってたり、神々廻さんヘッドホンしてなかったり、バディ感強まってたり、三年の間に色々あったんやろなって思った。ユウさん加わったから楽しい珍道中が加速するね!ちなみに今回の『』にはごっつい隈がありません。快眠出来るようになったからね。

bottom of page