・タイトル
セレクションは、選択という意味です。破竹は己の選択する力の無さに悩んでいました。けれど最後、自分の意思で幸せな未来を選び取ります。
Sから始まる言葉で考えたかったので、このタイトルにしました。
・キャッチコピー
己の願いを見つけ出せ――――。について。流されやすくて損をして、自分の意志も夢もないまま生きてきた天松への、エールのつもりで考えました。でもきっと、もう彼は大丈夫ですね。
・天松
突飛した才能のある弟と妹がいたら多分、普通の長男ってひねくれると思うんですよ。でも天松はそうはならなかった。きっと優しさという才能だと思ったけど、きっとそんな小難しいものじゃなくて、天松はただただ、二人の事が大好きなんですよね。眩しい。
完璧超人だけど心の内では何考えてるんだろうってドキドキしてましたが、この子は器用だけど不器用な普通の感性を持った人間だったんだな、って思いました。性格良いのは偽りとかじゃなくて本質だった。安心。落ち着いた超人っぷりが4話でちょっと崩れてたのが個人的に最高でした。
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・破竹
この三部作、はちくんが主要キャラクター全員を惚れさせる話なんか??って思いました。本題は決してそうじゃないんですけど、否定する事も出来ないこの。別に本人はエオリア以外にそんなつもりないので完全に天然タラシなんだと思います。何処かのクロウに似てるなぁ。
はちくんが何故読書家なのか、のルーツが知れて個人的に良かったです。そして、どうして天松には昔からずっと優しかったのかも腑に落ちました。そりゃあんな事があれば大事にしたいってなるよね。
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・梅乃
めののんを見ると安心する体になってるので、ピンポン連打の犯人がめののんで心底ホッとしました。普段は妹って感じだけど、たまに出てくるこの子の謎の頼もしさは何なんでしょうか。お姉ちゃんって感じ。好き。
台本まじGJでしためののん先生。こういう時には想像力発揮されんのほんと笑う。
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・エオリア
女神イオニアが願いを叶えていた前三部作。今回の三部作の女神エオリアは、普通の人間の様に生活しています。何も願いを叶えていません。寄り添い、提案し、応援するだけです。でも、それがエオリアの良さなのであろうと思っています。
まさかはちくんとあそこまでド健全なお付き合いをしていたとは。二人揃ってウブにも程がある。らしいといえば、らしいけど!
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・その他
三枝三兄妹、大好き…。まだ出会って十日経ってないのが信じられない位です。私は一人っ子なので、羨ましい限りでした。こんな兄が、こんな妹が居てくれたらなあという気持ちで書いていました。
ストーカー女子の便箋。本文中、画像を使ってのああいった演出は初めてやってみたので楽しかったです。幽霊より生きてる人間の方が余程怖いと思ってるので、リアリティのあるホラー展開を演出出来て満足してます。
前作同様の話数にしました。ボリュームは過去一少ないんですが、蛇足は嫌なのでここで終わらせました。それもあってか今回は二日で書き終わりました。暫く余韻に浸って、楽しみたいと思います。
次回作は、アイデアが降ってきたらまた形にします。きっとまた何かやり始めるんだろうな、こいつ。って思ってるので…。今までの子達で短編を書くのもいいですね。夢が広がる。