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・タイトル

メメントは、思い出の品、形見、記憶という意味です。大人になった破竹はちゃんと小説家になって、沢山の作品を生み出しました。そしてその作品は、破竹が亡くなった後も無くなる事はなく、まるで生きた証のように残り続けている。エオリアからすれば、まさにメメントというタイトルがぴったりだなと思い、この単語を選びました。

そして以前海星(みほし)(MHS)からタイトルを取ったので、今回もそんなノリです。何と思いもよらず二巡目に突入しました。せっかくなので今回も三部作にしようかなーと思ってたら、書き終わって早々に二つネタが浮かんじゃったので、順番に形にしていこうと思います。

 

・キャッチコピー

道無き未知を行け――――。について。破竹の父が言った「道無き道を行け」をあえて一部分変えています。冒頭、破竹は道無き道を行った為に森で迷い、恐怖に囚われました。しかし破竹は未知を恐れつつも、立派な小説家になるには未知を行かなければいけないと考えています。父親との齟齬が解消され、改めて夢への決意が固まった破竹の己を鼓舞する言葉として、このキャッチコピーにしました。

 

・三枝

イオニア三部作のキャラクター達は名前が皆片仮名だったので、今回の主人公達は漢字を使おうと思いました。なおかつ植物モチーフの名前にしたいと思って、ふと頭に浮かんだのが『枝』という単語。苗字を探してみると『三枝』を見つけて、これだ!となり、せっかく三枝なら三兄妹でしょ!というノリで三つ子に決定しました。

三つ子の名前は松竹梅を使っています。3つで意味のある言葉、かつ植物だからです。何より縁起もいいですし。

 

誕生日は誕生石の翡翠から決めました。翡は男、翠は女の子を表すそうです。石言葉は『良き知らせ』。あと偶然ながら、4月20日の誕生花は梨の花だそうで。私のリアルネームに梨が入っているので、なんかいいなってなりました。梨の花の意味は『愛情』みたいです。

昔からなんですが、三つ子を考える時に絶対上から男男女にしてしまいます。わざとじゃないので不思議。

 

 

・破竹

何このイケメンの小4。読書してるだけあって語彙力が達者ですわ。

私も同じく小説を書く人間ではあるものの、自己満足で終わらせるし、夢がない大人なので…何でしょう。ひたすら彼が眩しかったです。しかも最後にはちゃんと夢叶えてましたからね。かっこ良過ぎるだろ有言実行。破竹の書いた小説読んでみたい。

あと個人的に、目付き悪くてぶっきらぼうで喧嘩強いヤンキー感あるのに文系で字が綺麗なのが凄い好きだなと思ってます。しかも優しい物語を書くとかもうね。エオリアとお似合い過ぎる。多分破竹はエオリア一筋だったろうから普通の人と結婚してないと思います。

・梅乃

賑やかなムードメーカー!めののんが居なかったらこの物語は始まってませんでした。天松と破竹だけの兄弟だったら平和に時が流れてしまうし、物語を作る上ではそれだと困る。

 

口調のんびり屋さんなのにやる事はちゃめちゃで行動派なの、良いギャップだと思います。うちの創作は歳不相応に精神年齢が高い子供ばかりなので、子供らしい子供を書けて楽しかったです。

 

・天松

 

今作の苦労人ポジと言えば、まあ兄貴でしょうね。ひたすら良い子だし、居るだけで安心感がありました。影の立役者。若干影薄いのも彼らしくて個性というね。

 

隠れて小説書いてて実は才能があって〜みたいなのも考えたんですけど、兄貴はそんな人間ちゃうわと思ったので無しにしました。

・エオリア

エオリアはイオニアと同じく教会旋律から名前を決めました。イオニアはメジャーコード、エオリアはマイナーコードという扱いらしいです。何処と無く名前が似ているのが良いなと思っています。 

エオリアの心がすんごい綺麗で、イオニアと比べたら光と闇過ぎて。ねえ。色合いもそんな感じするし。生まれた場所もイオニアは真っ暗闇でエオリアは真っ白な空間だったようですし、其処に居た時にイオニアは怖くも何とも無かったけど退屈だから世界を作ったのに対し、エオリアは怖くて泣いていて何も出来なかったのが…全てにおいて対照的だなと思いました。同じ女神でもこんなに違うんだなぁ。ちなみにイオニアは水でしたが、エオリアの属性は風です。

エオリアの話から、二人の女神の生まれた場所が紙一重で存在してたのが分かって興味深かった。エオリアってイオニアが世界創造した時に完璧なとばっちりで破竹達の世界に落とされたんだろうけど、結果的に幸せそうで本当に良かった。良い子は幸せにならねばいかん。

・その他

実はこちら、夢の中の自分が夢の中で考えていた創作を元にして考えた作品です。三人組が冒険するという話でした。ハッと目を覚ました瞬間、こんなのやるしかないじゃんと飛び起きてスマホにメモを打ち込んだんですよね。出来上がったのは別物だったけど、あの夢がなければやろうという気持ちにならなかったのは確かです。

三部作を書き上げてこれからのんびりやるぞ〜と思った矢先だったので、おいおいおいおい!という気分ですが、書くの楽しかったからヨシ!

 

筆が乗り過ぎて、まさかの三日で本編書き上げるという。自分史上最短記録を更新しました。キャラ達とは短い付き合いなのに密度がエグくて長年連れ添った気分です。

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