

クロウ
死神の内の一体。識別番号は960。
不備によるものなのか、他の死神と比べて体躯が小さく幼い容姿。
しかし小柄な事を逆手に取り、身軽さを活かした戦い方をする等
センスが良く、戦闘能力は抜きん出ている実力派。
その為、魂の回収ではなく『欠陥品』を処分する役割を主に担っていた。
現在は特例を無視した挙句リリィを連れて逃亡という異常行動を取ったが故に、過去最悪の欠陥品として他の死神に命を狙われている。
死神らしく無感動で無感情だったが、リリィに出会ってから
徐々に感化され、喜怒哀楽その他の感情を得た。
ストレートで素直な発言をするが、表情筋はあまり仕事をしない。
クロウという呼び名は識別番号を元にリリィが考えたもので、
宝物のように思っている。
誕生日:9月6日
身長:149cm
1人称:俺
2人称:君、名前呼び捨て
リリィ
庭にユリの花が咲き誇る大きな屋敷に住むお嬢様。9歳。
両親や使用人と暮らしていたが、現在は家を出てクロウと行動を
共にしている。死神の管理者の特例により、寿命がまだ来ていないにも
関わらず死神達から命を狙われている。
本来人間に認知出来ない筈の死神を目視するだけでなく触れる事まで
出来る等、特異な体質を持つ。
沢山の愛情を受けて育った、純粋無垢で優しい心の持ち主。
素直だが相手を傷つけるような発言はしない、温かな人格者。
律儀でプラス思考。読書が趣味で、世間知らずではあるが物知り。
体が弱く、療養の毎日を送っていた。
周囲から善意だけを与えられていた事、籠の中の鳥にも似た生活を
していた事により、綺麗な心と歳不相応な物腰を得たと思われる。
クロウとは相思相愛の仲。
生後まもなく養子に出されており、家族とは血縁関係ではないが、
リリィ本人はその事を知らない。
誕生日:6月25日
身長:125cm
1人称:わたし
2人称:あなた

管理者
死神を統括し管理している存在。人間を忌み嫌っている。
不老不死かつ、華奢な体躯にそぐわない怪力の持ち主。
人間の魂を使用して自身の姿を元にした死神を製造している。
いつも張り付いたような笑みを浮かべており、
その理由曰く『笑っていなかったらまるで不幸みたいだから』。
口調は優しいが、冷たく容赦のない言葉を吐く。
感情を持ってしまった死神を『欠陥品』として扱い処分させる等、
柔らかな物腰に反して無慈悲。
また、気持ちが昂ると態度を取り繕わなくなり感情を露にする。
自分以外を信用していないが、利用出来るものは利用する。
同胞殺しを難なくこなしていた960がお気に入り。
暇潰しの手段として読書を好んでいる。
誕生日:7月7日
身長:183cm
1人称:私
2人称:お前

イオニア
世界を創った女神。少女の姿をしているが、途方もない時を生きている。
創造も破壊も意のままであり、まさしく不可能はない。
姿や声は彼女の気分次第でのみ認識出来る。
悲劇を喜劇と捉える歪んだ感性の持ち主。
気に入った者に絶望を与え、苦痛に苛まれる様を眺めるのが生き甲斐。
飽きるまで楽しんだ後は、楽しませて貰った褒美として
何でも一つ願いを叶えている。
残酷かつ残忍だが本人には自覚も悪意もない為、性質が悪い。
退屈を何よりも嫌っており、それを解消する手段を選ばない。
基本的に傍観者として高みの見物をしているが、
自分好みの面白い物語を見る為に介入する事がある。
身長:154cm
1人称:ボク
2人称:キミ